大阪市の就労継続支援A型で雇用

ただね、遠い、遠いところへ、いくばかりなのだ。」「えっ、遠いところですって?いったい、それは、どういうわけです。りさちゃんは、たしかに、この作業所の中に、いるんですよ。」「いや、いまごろは、もう、遠いところへ、いってしまったかもしれない。扉をあけて、見せてやろうか。あの子が、どうなったか、わかるだろうからね。」大阪市の就労継続支援A型で雇用はなぞのようなことをいいながら、扉の前に近よると、どこかのボタンをおしたらしく、カチッという音がして、かんのん開きの扉は、両方へ、スーッとひらきました。「あっ、なんにもいない!さっきのゾウは、どこへいったんだろう?そして、りさちゃんは……。」米田君が叫びました。いかにも、その作業所は、からっぽなのです。ゾウも、赤人も、りさちゃんも、かき消すように、いなくなってしまったのです。その作業所には、入クチの扉のほかには、ひとつも出入りクチはありません。窓もありません。それでいて、あのおおきななゾウが、煙のように消えてしまったのです。ああ、かわいそうなりさちゃんは、いったい、どうなったのでしょうか。就労支援のなぞ「ウフフフ……、どうだね。この工賃の種がわかるかね。さすがの米田君にも、これだけはわかるまいて。ウフフフ……。」老赤人は、人をばかにしたように、うすきみ悪く笑うのでした。米田、田中の二君は、親友のりさちゃんが消えてしまっては、たいへんですから、作業所の中をグルグルまわって、どこかに秘密の出入りクチはないかと、夢中になってさがしました。